2022年12月27日 15:51

センシンロボティクスが提供する設備管理アプリケーション「ゲンコネ」が、宮崎県企業局の発電所・ダム施設の巡視点検用のアプリケーションとして試行導入された。
宮崎県企業局では、現在、各発電所の情報通信担当が見ている設備の定期点検を1年に1度ペースで実施している。発電所は山間部などアクセスしづらい位置にあり、1~3時間かけて担当者が往訪。さらに熟練者と現場経験の浅いメンバーとでは、言葉や図面だけでは上手く伝わらないといった課題があった。同局では定期点検の効率化を目指しており、その一環として関係者間での情報共有をスムーズに行いたいという要望から「ゲンコネ」の試行導入を決定した。
「ゲンコネ」は施設・建物ごとに施設情報やタスク管理・共有することができるクラウドアプリケーション。タスクに紐づいたチャットツールを通し、関連各所とのやり取りを履歴として残すことが可能。
担当者は、クラウド上でデータ管理ができるので、外出時でも簡単にアクセスし、各物件の情報を把握することができること。また、パノラマ空間にピン打ちでき、コミュニケーションが直感的に行えるので、ピンポイントで「これのこと」と伝えられ、コミュニケーション齟齬を防ぐことができる点などを評価。また「OJT時に、現場に行かなくても各施設の各装置や機器の設置場所やそれがどういったものであるか、360°パノラマを使って伝えられる。また、施設単位で情報がまとまっているので説明しやすい」とコメントした。