2022年12月19日 09:06

熊本市教育委員会は、「フレンドリーオンライン」の新たなコミュニケーションスペース「バーチャル教室」を2023年1月より運用開始する。
熊本市教委、すららネット、Inspire High、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、熊本市教委が運営する不登校児童生徒の学習や社会的自立をオンライン上で支援するプラットフォーム「フレンドリーオンライン」の充実化に取り組んでいる。さらなる支援充実に向け、児童生徒間のコミュニケーションが可能な「バーチャル教室」を運用開始。これにより、課題とされてきた集団生活への慣れなど、児童生徒の社会的自立支援に貢献する。
「バーチャル教室」とは、「フレンドリーオンライン」に参加する児童生徒がオンライン上で自由にコミュニケーション可能な空間。集団生活への慣れやコミュニケーションに対する児童生徒の不安軽減を目的としている。「バーチャル教室」では、円状の仮想的な教室に入室した児童生徒間でチャット、音声、ビデオなどによるコミュニケーションが可能だ。
各者の役割としては、熊本市教委が「フレンドリーオンライン」の運営。すららネットは、小中高5科目がゼロから一人でも学べる、アニメキャラクターによる双方向のレクチャーやAIを活用したドリル・テスト機能のあるICT教材「すらら」の提供。Inspire Highは、探究型オンラインプラットフォーム「Inspire High」を通じたキャリア教育コンテンツの提供。NTT Comは、「バーチャル教室」を実現するためのオンラインワークスペース「NeWork」の提供。