2022年11月10日 13:06

大和ライフネクストと理経社は「VR消防訓練」第2弾コンテンツを、11月より、大和ライフネクストが管理を受託するマンション管理組合向けに提供開始した。本サービスは、スマートフォン等からインターネット上のVR映像を視聴することで消防訓練が実施できるため、参加率の向上を図ることができる。実際に導入した管理組合では、参加世帯数が従来の消防訓練と比べて約5倍に増加した例も。
消防法で定められている「消火訓練」「避難訓練」「通報訓練」の3つの訓練に加え、第2弾では、新たにマンションならではの消防設備の使い方に特化した内容の訓練を追加した。また本サービスには、居住者への案内から参加者集計、実施後アンケートまで、消防訓練の開催時に必要な一連の作業が含まれており、マンション管理組合の負担軽減にもつながる。
2022年7月に、同社が管理するマンションの居住者約4000名に対して実施したアンケートによると、約6割もの居住者が消防訓練にほとんど参加していないことが分かった。その理由として、「日程が合わない」が54%と最も多い。VR消防訓練は、さまざまな制約にとらわれず、より多くの人々に気軽に消防訓練に参加してもらうことを可能にした。
2021年11月のリリース以降、これまでに全国各地約50の管理組合が導入。20世帯程度の小規模マンションから900世帯を超えるような大型団地まで、幅広いタイプのマンションでVR消防訓練が開催されており、参加率は最大で70%を超えている例もある。サービス詳細はこちら。