2022年11月09日 13:01

MILIZEは、三井住友信託銀行と共同で、自然言語処理やOCR技術、機械学習等のAI活用により、法人顧客向け提案書等のデータを構造化・集積・分析し、法人営業の提案業務・マーケティング業務を効率化する「文章データ分析エンジン」を開発した。
三井住友信託銀行は、法人顧客向けの営業活動における、担当者間のノウハウ共有や顧客向け提案書の蓄積・管理・活用を課題としていた。提案の効率化・高度化を目的として、MILIZEは、三井住友信託銀行と共同で、法人顧客向け提案書等を一元管理できる基盤を構築し、銀行の重要な営業ノウハウ・情報資産として活用できる「文章データ分析エンジン」を開発した。
「文章データ分析エンジン」は、顧客管理システム(CRM)から呼び出すことができる機能で、保存された提案書(PowerPoint・Excel・PDF等)に含まれる単語や文章(図表や画像内部のテキストを含む)を検索することが可能となる。また、各提案書の内容に則したキーワードにより自動でタグ付けをする機能も設けており、必要な提案書を容易に抽出することも可能だ。
MILIZEは、金融機関の業務に精通するスタッフが多数在籍し、金融分野に強みを持つAIを活用したソリューションを提供する企業で、機械学習や自然言語処理を活用して金融機関のDX支援を行っている。今回のプロジェクトでは、一元管理された顧客向け提案書や資料を営業ノウハウ・情報資産として利活用できる基盤を構築し、CRMから呼び出すことのできる文書加工・分析エンジンおよびAPIを開発した。