2022年11月01日 12:15

気象予報士データサイエンティスト夫婦ユニット「Weather Data Science」は、全国主要都市に架空発電所を想定し、発電量予測値を毎日更新・無料公開する「太陽光発電予報」WEBサイトをリリースした。

これは、全国主要都市11カ所にある管区気象台・地方気象台の所在地に、1(MW)の太陽光発電所があると仮定。その場合、翌日どれだけ発電するかを予測し、当WEBサイトで毎日更新・公開するというもの。発電量予測値は、同社独自開発の発電量予測モデルに気象予測データを入力し、発電所毎に異なるパネル設置方位・設置角度を考慮したうえで計算している。

日本地図上にある各地のグラフ上部には、明日の予測発電量total(kWh)と、日設備利用率(%)を記載。グラフをマウスオーバーすると、発電所の仮想スペック(住所・パネル設置方位・パネル設置角度)と30分毎の発電量予測値がテキストで表示される。また、グラフをクリックすると、30分毎発電量予測値のテキストデータがクリップボードにコピーされる仕様にしたので、予測値データを自由に活用できる。スマートフォンでも同様に、日本地図上の各地グラフをタップすると、詳細が画面下段に表示される。

日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言した。本サイトを通し、気象データを活用して再生可能エネルギーを予測する気象予報士の立場から、この宣言の実現のため、間接的にでもポジティブなインパクトを出すことができればと考える。