2022年10月31日 12:24

デジリハが開発・普及を行うデジタルアートとセンサーを活用するリハビリツール「デジリハ」が、総生会・麻生リハビリ総合病院へ導入された。回復期リハビリ領域としては国内初の実績。リハビリ専門職によって提供されるサービスの質改善や、患者自身の自主トレーニングの機会増加への好影響が期待されている。
「デジリハ」は、デジタルアートとセンサーを活用したアプリケーションを通じて、リハビリをより楽しく、より効果的にする支援ツール。2021年よりサービス提供を開始し、2022年10月時点で総合病院、リハビリ病院、放課後等デイサービス等の児童福祉施設の全国19カ所で導入されている。
今回、総生会・麻生リハビリ総合病院にて、国内のリハビリ専門病院として初の正式導入が決定した。リハビリ専門職によって提供されるサービスのツールの1つとして、主に脳血管障害後のリハビリにおいて活用されている。
麻生リハビリ総合病院では、脳血管疾患による上肢機能障害・高次脳機能障害などを持つ患者に、複数のセンサーを活用しながらデジリハを利用。リハビリ専門職による通常の治療に加え、リハビリ室のデジリハ設置スペースを解放し、患者本人の自主トレーニングとしても活用を開始した。患者自身で設定を調整しつつ、スコアの改善を楽しみながらプレイしているだけでなく、「自分には出来ないと思っていたけど、これだけ動かせるんだという自己肯定感の改善に繋がった」との意見が寄せられている。