2022年10月27日 12:57

Sound Oneは、音の感性評価を簡単に実施できるWebサービス「Sound One」の提供を、9月30日より開始した。

「Sound One」は、評価したい音をWeb配信することで、その印象を広く集めることができるサービス。ブラウザ上で起動し、デバイスやOSに依存せずに聴感テストを行うことができる。また従来はテストに多大なコストがかかっていたが、本サービスは、簡単かつ迅速に、多くの人から印象を集めることが可能。

ターゲットマーケティングが重要視されている昨今、サービスや製品の価値は利用者の個性と切り離して考えることが難しくなってきている。そこでSound Oneは、モニターから集計した聴感印象を分布表示させることでモニターの個性を可視化する。モニターの聴感印象の傾向を「年代」や「性別」で捉えるフィルターを採用する、といった聴感評価手法を採用。さまざまなシーンの音を手軽に収録し、データを一括管理。聴感印象を評価するオーディオテストの実施まで、すべてをWebブラウザ上でシームレスに行うことができる。

活用事例としては、クルマの「ドア閉め音」の聴いた印象を集め、モニター属性による好みの分布を可視化したい。ブランドを象徴するサウンドがどんなユーザーに刺さるか調査したい。公共空間や工業製品などで使用されている「サイン音」の印象を調べたい。などを想定。同社は本サービスを皮切りに、データ事業領域への展開を図りたいと考えており、3年以内に売上高1億円を目指す。