2022年10月26日 19:21

Claris International Inc.は、神戸製鋼グループ内外の検査業務を担うコベルコ科研が導入したローコード開発プラットフォーム Claris FileMakerとiPhoneの活用による、ビジネス成功事例ビデオを発表した。
業務のデジタル化・自動化が進められる中、検査業務の現場での計測器のメーター読み取りは、人の目でメーターを確認し、記録を残す方法でしか対応できない場合も多い。そのため、作業負荷やデータ転記の正確性といった面で課題があった。
そこで、グループの中でも特に計測器の台数が多く、自動化が急がれるコベルコ科研で、AI が画像を認識してメーター値を読み取るサービス「hakaru.ai by GMO」と、ローコード開発プラットフォーム「Claris FileMaker」を連携。メーターを自動で読み取り、記録するためのシステムを導入した。
新規に導入したハードウェアは iPhone のみ。iPhone でメーターの写真を撮影することで AI がデジタル計測器やアナログメーターの数値を読み取り、FileMaker に保存。人の目で確認し、手で記録していた業務を自動化することで、作業工数の大幅な削減と、自動化による人的ミスを削減し、データの正確性をより担保できるようになった。またFileMaker に蓄積されるデータは必要な時にいつでも短時間で取り出せるため、トレーサビリティも向上した。
本事例は「Claris Engage Japan 2022」の中で詳しく紹介される。