2022年10月21日 09:59

第一三共ヘルスケアは、テラサイクルジャパンと共に、横浜市協力のもと、日本初となる使用済み「おくすりシート」(PTPシート)の生活者参加型リサイクルプログラムの実証実験を10月20日に開始する。

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が4月に施行され、資源循環の取り組みの機運が高まっている。一方、「おくすりシート」は、必要不可欠な医薬品包装資材という特性から削減が難しく、日本国内において年間約1万3000トンが生産されており、今後も高齢化の進展に伴い使用量の増加が見込まれる。しかしながら、リサイクル資源として生活者における認知が低く、回収量も少ないため、ペットボトルのようにリサイクルの仕組みが整っていない状況にある。

今回「SDGs未来都市」として先導的な取り組みを行う横浜市において同プログラムを開始し、回収対象を同社の製品に限らず医療用医薬品・OTC医薬品の「おくすりシート」すべてとすることで、「おくすりシート」がリサイクル資源であることの認知を高め、資源として循環する仕組みを確立していく。回収された「おくすりシート」は、シートのプラスチックとアルミニウムを分離後、各々リサイクル処理され、新たなリサイクル製品として生まれ変わる。

実施期間は10月20日~2023年9月30日。回収場所は横浜市中区の薬局・ドラッグストア、病院、公共施設等。

「おくすりシート リサイクルプログラム」公式ホームページ