2022年10月20日 15:51

キスケが運営する「伊予の湯治場 喜助の湯」では、今年オープンした「鬼サウナ」に、10月1日、日本初(自社調べ)の「サウナ壺」となる、「鬼壺(おにつぼ)」を設置した。このサウナ壺は、サウナ室内の乾燥を防ぐため、「菊間瓦」を製造する愛媛県内の伝統工芸の菊間瓦の窯元と共同開発したもの。
サウナ業界で長年悩みとなってきた、サウナ室内の乾燥。「伊予の湯治場 喜助の湯」ではサウナ室内の乾燥を防ぐため、30分ごとに自動ロウリュを行っていた。ロウリュとは、サウナ風呂の入浴法のひとつで、熱したサウナストーンに水を掛け、水蒸気を発生させることで体感温度を上げ、発汗を促す。
このたび、愛媛の伝統工芸「菊間瓦」の窯元である小泉製瓦とタッグを組み、「鬼壺」を開発。「鬼壺」にロウリュ水を貯めることにより、室内の乾燥を防ぎ、快適な湿度を保つことに成功した。利用者が息苦しさ・肌のヒリヒリを感じることなく過ごせるよう、湿度を20%前後にキープできるようになった。
「伊予の湯治場 喜助の湯」の男性・露天エリアに新設された「鬼サウナ」には、入り口に魔除けを兼ねた「菊間瓦」製の鬼瓦が設置されている。全国的に知られている「菊間瓦」を使用した「鬼」をコンセプトにデザインした「鬼サウナ」は話題を呼び、「四国サウナの聖地」として多くのサウナーが全国から巡礼。鬼をモチーフとした「鬼サウナ」は、「菊間瓦」の高い技術を背景に、次々と進化を続けている。