2022年10月20日 09:13

トーハンは、全国の書店とのネットワークを活かした新規事業として、スペースレンタルプラットフォーム「ブクマスペース(BOOKMARK_SPACE)」の運営をスタートした。

「ブクマスペース」は、店頭スペースをイベントなどに提供可能な書店と、スペースをポップアップストアなどに利用したい事業者とをネットでマッチングするサービス。出版取次トーハンの社内ベンチャー制度による事業化第一号となる。

「ブクマスペース」のWEBサイトでは、「思わずブックマークしたくなるような魅力的な書店スペース」を紹介しており、今後も登録件数を拡大予定だ。スペースの利用は出版業界に限らず、サイトを通じて広く受け付ける。

ブクマスペースの特徴は、「書店空間に特化したラインナップ」。都市部や通行量の多い商店街の書店を中心に、サイトへ登録。エリアや店舗は随時拡大中だ。「出店者のメリット」は、集客コストをミニマムに抑え、新規客層にアプローチ。書店の顧客層は年代が幅広く、知的好奇心が旺盛。スタートアップ企業や個人事業主も最短1日からの出店が可能。「書店のメリット」としては、既存の店舗空間を活かし、集客・収益の新たな柱に。意外性のある売場展開で、地域読者の来店意欲を喚起する。

現在の2都県11店舗から、事業展開エリアの拡大を図り、2022年度末までに全47都道府県の書店スペース登録を目指す。様々な事業者様の商品・サービスとの相乗効果で、街の書店に新たな賑わいを生み出し、地域社会の活性化ならびに出版マーケットの拡大に寄与していく。