2022年10月18日 16:00

双日は、神奈川県川崎市における予約型デマンド交通サービスの実証実験事業計画が国土交通省及び川崎市の補助事業として採択されたことを受け、「チョイソコかわさき」事業として11月2日より運行を開始する。

同実証は、かねてから地域交通の課題解決を模索していた川崎市と連携したデマンド型の乗合交通サービスとなっており、川崎市中原区及び高津区の武蔵小杉エリア一帯で行われる。今回運行を開始するサービスは、アイシンが提供するチョイソコシステムを活用し、予約状況に応じて最も効率的なルートで運行。利用者は電話やWeb、及びスマートフォンのLINEアプリから乗車の予約が可能だ。自宅近くの停留所から、目的地となる近隣の日常サービス拠点(駅前商店街、バス停、スーパーマーケット、病院など)までの移動運行サービスを担い、地域企業や民間団体、NPO法人とも協議会を発足して連携を図ることで、地域コミュニティのさらなる活性化や都市型MaaSの確立を目指し、地域住民のファースト/ラストワンマイルの移動手段の提供と交通を入口とした街づくりに貢献する。

双日は、運行事業を通じて収集した利用ニーズや乗降データをもとに、総合商社としての幅広い事業ネットワークと最新ITを駆使した新たなヒトモノ輸送・サービス展開による地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、MaaS事業の展開を加速していく。

運行期間は11月2日~2023年2月27日。対象地域は、神奈川県川崎市中原区および高津区の一部(武蔵小杉周辺)。

川崎市 / 双日