2022年10月13日 12:39

偕成社は、「ウマと話すための7つのひみつ」を10月15日に刊行する。

日本で最も西に位置する島、与那国島には、野生に近いかたちで暮らす馬「与那国馬」がいる。本書は、与那国島で、馬を相棒に暮らす河田桟さんが、馬の世界に入り込んで発見した7つのひみつを伝える。馬語のひみつその1「ウマは体の動きで、いまの気持ちを伝える」、その2「ウマにもいろいろな性格がある」、その3「きみがウマを見ているとき、ウマもきみを見ている」、その4「ウマが心地いいと感じる距離は、いつも少しずつ変わりつづけている」、その5「ウマにはウマのリズムがある」、その6「ウマといっしょの時間をすごすうちに、きみのアンテナは敏感になる」、その7「きみが人でも、ウマから馬語で話しかけてもらえる(かもしれない)1つの方法」。

作者の河田桟さんは、馬と暮らすために与那国島に移住し、カディという名の馬を相棒に暮らしている。与那国島で、カディブックスという出版社を立ち上げ、今までに「馬語手帖—ウマと話そう」「はしっこに、馬といる—ウマと話そうII」「くらやみに、馬といる」の3冊を上梓した。河田さんが、馬たちの世界に入りこんで感じたこと考えたことを綴ったそれらの文章は、馬という生きものの素晴らしい魅力を伝えるとともに、私たちがそういう生きものや自然、そして私たち自身や社会と、どんなふうにゆたかに向き合えるのかという可能性に開かれたものだった。そのことが多くの人の共感を呼び、取次を通さない限られた流通にもかかわらず、ロングセラーになっている。

定価は1430円(税込)。刊行日は10月15日。

書籍詳細