
東京逓信病院とプラスメディは、10月14日から患者用スマホアプリ「MyHospital」の導入及び運用を開始する。
プラスメディは三井住友フィナンシャルグループの連結子会社として、スマホ専用アプリ「MyHospital」の開発・運用を行っている。「MyHospital」は医療機関で採用されている電子カルテシステム・医事会計システム等と連携し、患者のスマホに「検査結果」・「処方箋情報」・「待合順番情報」・「会計情報」等を反映するアプリだ。
東京逓信病院は1938年2月に設立。29標榜科、461床の主に急性期医療を担う病院として、東京都心の地域医療に貢献している。通院する患者の平均年齢は比較的高く、今般の新型コロナ感染対策の一つとして院内滞在時間を短縮する方法を模索する中、患者用スマホ専用アプリ「MyHospital」の導入に至った。
これにより、病院内での診察待ち・会計待ち・薬局での薬剤受け取りにおける時間短縮や、検査データなどのスマホ閲覧等の利便性を提供すると同時に、病院側も会計業務の軽減や医事関連の合理化が可能となるなど、患者と病院とのコミュニケーションをより迅速かつ円滑にすることができるようになる。同病院が期待している機能は大きく「診察・会計・薬剤受け取りまでの時間短縮、環境整備」「患者自身の健康状態管理だけでなく、高齢の患者の家族による健康管理」の2点。特に後者は、家族のスマホに「MyHospital」をダウンロードし、患者情報を登録することで、検査データ・投薬内容・会計状況などが確認できるようになる。
導入開始日は10月14日。