
Gakkenは、幼児向け主力商品である「学研の幼児ワーク」の英語版をベースとした「PlaySmartウクライナ語版」を制作し、ウクライナから避難している子どもたちに無償で提供することを決定した。
「PlaySmartウクライナ語版」は、ウクライナ・ハルキウにあるMonolith Bizz(モノリス社)が、Gakkenとライセンス契約を行い、英語版「PlaySmart」をベースにウクライナ語版を制作した。しかし、発売後まもないタイミングで、ロシアの軍事進攻を受け、モノリス社が営業停止状態になった。その後、Gakkenとモノリス社は協議のうえ、このウクライナ語版の「子ども支援版」を制作することに合意。印刷制作費や各国への輸送と配布費用は、学研グループが全額負担することで、今回の無償提供が実現した。
学研ホールディングス代表取締役社長・宮原博昭さんとGakken代表取締役社長・五郎丸徹さん、グローバル戦略室長・南條達也さんは、10月7日、東京・西麻布にある在日ウクライナ大使館を訪問。セルギー・ウォロディミロヴィチ・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使に、「PlaySmartウクライナ語版」を渡し、日本国内並びにウクライナの周辺の国々に避難している子どもたちへ、同書を無償で配布することを報告した。
「PlaySmartウクライナ語版」の提供は、日本国内では、10月11日からGakkenのコーポレートサイトで受付を開始し、順次全国の園・学校・教育委員会・地方自治体等を通じて配布予定。ウクライナの周辺の国々へは、11月中旬以降から配布が始まる予定だ。