2022年10月06日 15:46

東京都書店商業組合は、本屋へ足を運ぶ習慣づくりを目指した新プロジェクト「#木曜日は本曜日」を10月6日より始動する。

近年、電子書籍の台頭・書籍のネット購入率の増加などを受け全国の本屋の数が激減している。2000年には2万1495店舗存在した本屋が2020年には1万1024店舗と約半数にまで落ち込み、東京都にある中小書店(街の本屋)を中心に組織する同組合の加盟店舗数もまた、1月時点で287店と1984年の1426店のピークから8割程度減少した。こうした苦境を受け同組合では、顧客の忙しい日々の中でゆっくり本と向き合う時間として、週の真ん中に位置する木曜日に目を向け、週に一回本屋へ足を運ぶ習慣づくりを目指して「#木曜日は本曜日」プロジェクトを始動する。

「#木曜日は本曜日」プロジェクトでは、「本屋のピンチを救いたい!」との思いに共感する、本屋と本を愛する著名人・インフルエンサー・作家十数名に「人生を変えた本」を選書してもらい、本屋での本との出会い・エピソードを語ってもらうインタビュー動画を順次公開する。さらに、東京都書店商業組合加盟約180の書店にて各著名人の選書を販売していく。その他SNSキャンペーンの実施や、購入特典として本棚をイメージした「#木曜日は本曜日 限定しおり」の店頭配布など、様々な取り組みを通じて本屋を盛り上げていく。プロジェクト第1弾では、俳優・歌手の上白石萌音さんにの協力により、上白石さんが本屋を訪れるスペシャルムービーを作成した。

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