2022年09月15日 19:41

SL100周年実行委員会は、蒸気機関車蒸気機関車(通称・ハチロク)の製造から100周年を記念したイベントや、小中学生による車両塗装体験を今秋開催する。

JR総武本線「佐倉」駅北口から徒歩5分。高崎川南公園に、58683号という1922年に製造された蒸気機関車が静態保存されている。今年でちょうど100歳。100周年のお祝いを機にSLの維持管理とハチロクを活用した街の活性化につなげていきたいと、この春、有志によってSL100周年実行委員会が組織された。9月には地元の小中学生による車両塗装のイベント、10月には汽笛復活をメインに100周年記念イベントが開催される。

ハチロクは、千葉県佐倉市が「鉄道の街」であったことを示す数少ない産業遺産の一つ。国産蒸気機関車58683号は昭和初期から千葉県内を走行し、最後は佐倉機関区に配属され、昭和44年に廃車を迎えた。一時期には千葉県内唯一の機関区でもあった佐倉機関区の跡地は駐車場となっており、現在はその面影もない。

このハチロクの100周年と鉄道開業150周年が重なる今年、産業遺産としての価値を全国の人々に知ってもらい、次代を担う子どもたちにも保存活動に参画してもらいながら、地域活性化にも繋げていくことを目的に、イベントを開催する。

小中学生によるハチロク塗装イベントを9月17日9時~12時、高崎川南公園にて開催。※一般の見学はフェンスの外からとなる。佐倉SL100周年記念イベントは10月23日10時より高崎川南公園にて開催する。

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