2022年09月07日 12:34

JR東日本は、東日本大震災で大きな被害を受け、2020年3月に全線開通を果した常磐線復興の第2ステージとして、いわき駅に日本初となるSuicaを活用したスマートホテル「ホテルB4T」を開業する。
「ホテルB4T」1号店は、東日本大震災からの復興の第2ステージに向かう常磐線ネットワークの中核駅であるいわき駅に開業。駅周辺エリアのまちづくりの起点として、沿線活性化に貢献する。「ホテルB4T」では、Suica・モバイルSuicaが客室キーになる「Suicaスマートロック」を採用するなど、デジタルネイティブ層に向けてモバイル端末上を含めた快適な顧客体験を提供。増加するデジタルネイティブ層のニーズに応えつつ、人手不足の課題を抱える地方において省人化運営を実現することで、多様な地域での滞在拠点を提供し、旅の裾野を広げる。
「ホテルB4T」は、スタッフによるおもてなしを重視するメトロポリタンホテルズ・JR東日本ホテルメッツとはサービスの手法を変えて、手軽でスピーディーなデジタルコミュニケーションを求める顧客に対し、抑揚ある滞在体験を手ごろな価格で提供する。予約からチェックイン、チェックアウトまでの手続きが、Suicaとスマートフォンで完結。滞在中の困り事は、スマートフォンよりオンラインチャット、ビデオ通話にてスタッフがサポートする。
なお、さまざま施設規模や立地条件に対応するホテル運営のプロトタイプとして、「ホテルB4T赤羽」および「ホテルB4T田端」を2023年春に開業する。