2022年08月01日 15:34

DMC高野山は、昨年11月にVRシアターのプレオープンを行った高野山の歴史・文化を五感で伝える「高野山デジタルミュージアム」を、8月3日、カフェやショップも含めた文化複合施設としてグランドオープンする。本施設は、「心の解放の旅への入り口」をコンセプトに、高野山の豊富な文化資源の魅力や価値をより深く体感するため、地域住民と一緒に築き上げる高野山の魅力発信拠点。

VRシアターでは、250インチの大スクリーンと高輝度プロジェクタ―、7.1chサラウンドのシアター環境で、凸版印刷の最先端技術「トッパンVR技術」を活用した文化財に関するVRコンテンツを、専属のナビゲーターの解説により上演。映画などとは異なり、ナビゲーターのコントローラー操作に合わせて空間を自由に移動できるほか、デジタルならではの視点や演出により、知られざる文化財の魅力を圧倒的な没入感と臨場感で体感できる。また、VRシアター内の椅子や壁紙などには高野霊木を使用し、天井造作には高野山伝統の格子天井を用いるなど、高野山を体感できる空間づくりを行っている。

カフェ「高野山 café雫」では、猿田彦珈琲プロデュースのスペシャルティコーヒーや地元の食を提供。カフェで休息しつつ、高野山で育まれた食を通じてさらに高野山に浸り、ミュージアムショップで旅の記念を日常に持ち帰ることができる。地域の生産者・事業者の協力により、地域事業者1人1人のストーリーある商品の想いを伝える役割も担うことで、地域経済の活性化を促す。