2022年07月05日 09:58

マプリィは、地域・サプライチェーン単位に構築・運用するコンソーシアム型のプラットフォーム「mapry 森林情報プラットフォーム構築サービス」をリリースした。
これまで同社では、膨大な地理空間情報のデータの取得や活用を誰でも手軽に行えるようにする「mapryアプリケーション」の展開を行ってきた。「mapryアプリケーション」は、コストがかかり専門性の高い測量分野に従事する事業者・自治体の仕事の工数を減らすなどの効率的な現地調査や、合意形成に活用されている。その中で、市町村からの依頼により、木材生産や業務管理~木材流通までのサプライチェーン管理を統合した「mapry 森林情報プラットフォーム」の設計・制作を進めており、さらなる自治体や事業者に活用してもらうために、リリースに至った。
「mapry 森林情報プラットフォーム」では、森林調査や日々の作業管理・土場の丸太情報など、mapryアプリケーションで低コストかつ高精度に取得したデータ(材積や位置情報など)をシームレスにアップすることで、リアルタイムでの現場情報の共有や、森林調査等で取得した森林情報から、地域の二酸化炭素吸収量や炭素蓄積量の算出・活用に役立てられるプラットフォームとなっている。
今後は、地域の木材や炭素の在庫状況の確認等だけでなく、商品の売買まで可能なサービスにしていくべく、さらなる新機能の開発とアップデートに力を入れていく。森林情報に加え、農地や国土全域にかかわるさまざまな地域・サプライチェーン単位で活用できるプラットフォームの開発・展開を目指す。