
「飲食店リサーチ」を運営するシンクロ・フードは、飲食店.COM会員を対象に、従業員への給与など賃金にまつわる実情についてアンケート調査を実施した。なお回答者のうち70.3%が1店舗のみを運営しており、東京にある飲食店の割合は52.4%(首都圏の飲食店の割合は69%)となっている。
まず、アンケート回答者の店舗における従業員数の充足状況を尋ねたところ、現状は「やや不足している」が最も多く、48.9%。直近1カ月間の求人募集とその応募状況を聞くと、最多は「直近1カ月は募集していない」で47.4%だった。また、直近1カ月で求人募集をしたと回答した人に手段で募集を尋ねたところ、最も多かったのは「求人情報サイト(Web媒体)」で66.8%だった。
次に、正社員(または月給契約の従業員)の平均月給を質問。「正社員を雇用していない」との回答が最も多く、26.9%。一方、正社員を雇用している店舗では「21万円~25万円(23.6%)」が最多となり、次いで「26万~30万(22.7%)」「31万~35万(12.2%)」と続く。アルバイト(または時給契約の従業員)の平均時給については、「1000円~1100円未満」が最も多く35.2%。次いで「1100円~1200円未満」が20.1%となった。
次に、直近1年間で雇用者に支払う賃金の総額に変化があったかを尋ねると、最多は「上がった」との回答で40.8%。次いで、「変わらない(36.2%)」「減った(10.7%)」と続く。なお「上がった」と回答した人に増額率を尋ねたところ、「5%以上」が最も多く、32.6%だった。