2022年04月20日 12:48

ライトライトが運営する「事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)」は、北海道白老町の真流手打ちそば「むぎぜん」の後継者を募集する。
「relay」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービス。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴がある。
北海道の中央に位置する白老町は、札幌から南へおよそ100km、空の玄関口である千歳空港から南西に60kmに位置している。手打ちそば「むぎぜん」は、JR白老駅から車で約10分の白老町郊外にある。2010年に澤田岩夫さんが創業。数年前に現在の場所に移転した。民家を改装したアットホームな雰囲気と澤田さん夫婦の温かい人柄、打ち立ての香り高い手打ちそばが評判で、遠方からも訪れる人が絶えない人気のお店だ。
澤田さんによると「そば打ちは力仕事。自分が高齢になったことや、家内と一緒に旅行にでも行きたいと思い、店を譲渡することにしました」とのこと。完全に店をたたむことも考えたそうだが、常連客から継続の声が多く、「元気なうちに、むぎぜんの味を伝えたい」と、そばを打つノウハウも含めて買い取ってくれる人を探している。店舗は澤田さん夫妻の住居を兼ねているが「近隣にたくさん空き家があるので、いつでも引っ越すつもり」とのこと。引き継ぎたい人は、温泉付きの店舗兼住宅に居住することもできて、心強いアドバイザーである澤田さんも近くに住んでいる。