2022年04月12日 12:41

ライトライトが運営する事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」は、三重県熊野市の公衆浴場「みはま湯」の後継者を募集する。

「relay」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービス。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴がある。

JR紀勢本線熊野市駅から徒歩5分の場所にある、東紀州唯一の公衆浴場「みはま湯」。地域の憩いの場として親しまれてきたが、惜しまれつつも5月24日に閉業する予定だ。みはま湯がある東紀州で銭湯は他になく、今でも利用する地域の人たちのためにも、みはま湯では後継者を探している。

「みはま湯」の入浴場には一般的なお風呂をはじめ、泡風呂や水風呂、スチームサウナもある。その他、脱衣場にはあんま器、女性用ヘアセット器などがあり、昭和なつくりを残した、昔ながらの銭湯。64年間銭湯を経営してきた戸嶋さん夫婦は5月の閉業を決めたが、「まだまだ公衆浴場を運営していく潜在力はある」と言う。なによりも、これまで支えてくれた50人ほどの固定客の存在が大きいそうだ。この地域には、いわゆるスーパー銭湯のような場所さえない。地域にとっての憩いの場所がなくなると、困る人もたくさんいる。昨今はサウナブームなどの影響もあり、銭湯の価値は全国的に見直されはじめている。地域の銭湯が次々と閉まっていく今、東紀州の憩いの場所を継続してみてはいかがだろうか。

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