2022年04月05日 09:46

大和物流は、3月25日、石川県白山市において物流施設「金沢物流センター」を竣工し、4月3日に稼働を開始した。
同社は、北陸エリアにおいて、物流不動産を含め5棟の物流センターを運営してきたが、各拠点ともに満床が続いていたことから、事業基盤の強化を図り、さらなる物流需要の増加に対応するため、2021年2月、物流施設「金沢物流センター」を着工した。
同センターは、北陸自動車道「美川インターチェンジ」から約2.0km、「徳光スマートインターチェンジ」から約3.1kmに位置し、北陸エリアの主要都市に短時間でアクセスできる。また、首都圏や中京圏、近畿圏への広域配送拠点として活用可能。さらに、「金沢港」まで約15kmの距離にあるため、東アジアの国際物流拠点としても機能する。同センターは、地上2階建て、延床面積2万3816.74平方メートル。倉庫1階には中央車路方式を採用しているため、天候に左右されることなく屋内で入出庫作業をすることが可能。ドックレベラーを2基完備したトラックバースでは、海上コンテナやロールボックスパレットなど多彩な貨物を取り扱うことができる。屋上には約1000kWの太陽光パネルを敷設し、発電した電力を施設内で利用するとともに、固定価格買取制度(FIT)を通して余剰電力を売電する。また、省エネ性に優れるLED照明を全館に導入し、環境に配慮した省エネルギー運営を図る。
所在地は、石川県白山市松本町889番他37。稼働日は4月3日。