2022年04月01日 12:43

教育と探求社は、4月1日、職場体験を探求的な学びにアップデートする新教材「ジョブトライアル」の提供を開始する。

職場体験は、受け入れ先の職場の補助的な業務に生徒が数日間取り組み、そこでの体験を文章にまとめる流れが一般的だが、「お手伝い」で終わってしまう例も少なくない。そこで、今の時代に即した新しいプログラムとして開発したのが「ジョブトライアル」だ。中高生約6万人が取り組む探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を開発する教育と探求社のノウハウが盛り込まれ、生徒の探求的、主体的な学びを引き出し、キャリアチェンジが常識となる「人生100年時代」を踏まえた「キャリアプランニング能力」の向上を図る。

「ジョブトライアル」は、体験先の職場やその事業の事前調査、従業員や利用者へのインタビュー、学びの成果の発信など、主体的、探求的な学びを引き出す独自の活動が、段階的に組み込まれている。ICT端末・機器の使用も想定した内容なので、タブレットなどの活用で学びがさらに豊かになる。一連の活動で、生徒は「仕事」「働くこと」の魅力や価値、意義を、多面的、多角的に捉え、理解を深めていく。従来の受け入れ先企業との連携体制を大きく変えることなく導入可能。同プログラムを加えることで事前事後の学習や訪問時の活動が一層充実する。

今回、現場の声を教材に反映させていくため、「ジョブトライアル」の試験導入に協力してくれる中学校10校を募集。教材は無償で提供する。

応募はこちら(4月15日締め切り)