2022年03月30日 15:00

トレードワルツは、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」について、輸出・輸入機能を実装した製品版を4月1日にリリースする。

コロナ禍が長引くなか、未だ紙書類での貿易手続きが行われ、貿易実務者はテレワークができず出社を余儀なくされている。貿易書類の保管場所の確保や、紙書類による煩雑な取引プロセスにより、多くの時間やコストが発生している他、少子化により将来貿易実務者の人数も減少することが予想され、こうしたアナログな貿易取引の改善、効率化が課題となっている。

「TradeWaltz」は、業態横断型の貿易情報連携プラットフォーム。ブロックチェーン技術を活用することで、高いセキュリティ水準のもと、貿易取引を完全電子化する。過去の実証結果から44~60%の業務効率化が確認された他、紙書類が不要となることでコスト削減、貿易実務者のテレワークも可能になる。2021年3月に、LC通知機能を先行リリースしていたが、4月以降は、契約から決済、通関業務まで、幅広い機能を利用することが可能となる。

2021年には中小企業とタッグを組み、日本から台湾への輸出業務の実証に成功した他、国際物流システムシェアNo.1のTOSSシリーズとの連携、SAPジャパン運営のアクセラレータプログラム採択、2022年度中の海外(シンガポール・タイ・ニュージーランド・豪州)連携をAPECで提案するなど、国内外含めたプラットフォーム間連携の検討も進めている。

トレードワルツ