2022年03月07日 12:52

Dropは、中小企業向け温室効果ガス排出量の算定・削減目標設定のサービス「ゼロ・カーボンシフト」を3月8日にリリースする。
多くの大企業が脱炭素に向けて取り組みを発表して推進するものの、自社だけで削減できる温室効果ガス排出量は微々たるもの。そのため、大企業はサプライチェーンに関わる中小企業に対して、気候変動対策の協力を仰いでいる。しかし、社内の専門知識やリソースが限られる中小企業では、経営層や社員など一部が気候変動対策に関心を持っても、なかなか取り組みが決まらない、進まない現実がある。このような状況をSDGs研修やコンサルティングを通してクライアント企業から聞いていた同社では、中小企業が自ら温室効果ガス排出量を算定でき、中長期的な削減目標を設定できるサービスを開始する。
「ゼロ・カーボンシフト」は2つのメインサービス「中小企業向け温室効果ガス排出量の算定」「削減目標設定」と1つのオプション「SBT認定取得」で構成。基本的な流れとしては、発注と同時に、同サービスにかかわる請求書を送付。支払い確認後、同社よりCO2排出量算定シートを送付。直近2年間分の電気やガソリン使用量など、算定に必要なデータを収集してもらい、CO2排出量算定シートに入力する。入力したシートをもとに、事業活動でのCO2排出量を算定。同社でチェックした算定データをExcel形式で提供。現状のCO2排出量や取引先・競合など外部環境の動向を踏まえて、企業自身で検討できるように長期的な削減目標を数パターン提示する。
リリース日は3月8日。