2022年02月15日 12:00

株式会社「海星」は、冷蔵庫解凍が出来て、解凍後しっとりふわりとした食感の酢飯を開発した。2021年11月ごろから試験的に製品に使用していたが、今後本格的な導入を開始する。
ホテルやレストランで冷凍寿司を提供する場合、大量の冷凍寿司を電子レンジやお湯で解凍し提供すると、時間やコストがかかり、生のネタが焼けてしまう場合がある。海星の冷凍ずしの特徴は、冷凍状態のお寿司を冷蔵庫で解凍でき、そのまま冷蔵庫に24時間保管しても白蝋化せず、ごはんが「まるで炊き立て」の状態を保つこと。
機内食、ケータリンング、ホテル、旅館などお寿司を大量に扱う場合でも冷蔵庫保管が可能なため、本格的なお寿司を提供できる。電子レンジやお湯での解凍はもちろん、常温解凍も可能。シャリは解凍後に常温保管した場合には、48時間程白蝋化せずに品質を保つ。なお常温で完全解凍したお寿司を、再び一定温度の冷凍庫に入れ、再凍結することも可能。その後レンジ解凍した場合でも、白蝋化しない。
また、CAS凍結機(特殊な冷凍機)で一気に-50℃まで冷やすため、細胞を崩さずドリップ(旨味が滴る状態)なしで新鮮な生ネタを提供できる。ネタとしては、天皇海山金目鯛、境港紅ずわいがに、対馬穴子、金華サバ、仙台牛等の押しずしや、てまりずしなどを用意。国産の紅ズワイガニ、国産あなご、国産牛などのネタを中心に、様々な要望に合わせたお寿司を作ることができる。