2022年02月14日 19:45

FABRIC TOKYOは、デザインアワード「STUDIO DESIGN AWARD 2021」において、イベント賞を受賞した。対象となったのは、2021年11月に実施したキャンペーン「WHITE FRIDAY 2021」にて公開した「なかなか買えないECサイト」。
WHITE FRIDAYは、世界的なセールの祭典、ブラックフライデーのタイミングに合わせて開催。「商品化されず、工場に眠る良質な生地」を使ったオーダーアイテムをユーザーに届けるための試みで、2018年から実施している。4回目の実施となった2021年には、あえて手間のかかる購入体験を通し、長く愛用できる一着に出会う機会として欲しい。そんな思いから、「なかなか買えないECサイト」を通じて、日本各地の工場や生地問屋に眠っていた生地を使ったオーダーアイテムを販売した。
サイトでは、プロジェクトチームが現地に足を運んで発掘した、高品質で希少性の高い、19シリーズ、44種類の価値ある生地を紹介。生地ごとに掲載されている作り手の想いや、生産背景を読み進めた上で、共感コメントを入力することにより、オーダーアイテムの購入ページへアクセスできるという仕組みになっている。企画立案から制作まで全て社内で実施した。
期間限定のイベントならではの試みのコンセプトや仕組みが、わかりやすく、もっと知りたいと直感的に思ってもらえるようなデザインを目指した。企画そのものの思想やサイト全体の設計、速さと自由度というSTUDIOの特長を最大限活用したことなどが評価され、このたびの受賞にいたった。