2022年02月08日 19:30

茨城県境町は、ソフトバンク株式会社の子会社である BOLDLY(ボードリー)の協力の下、自動運転バスの安定運行を1年間達成した。また、日本自動車会議所が日刊自動車新聞社との共催で創設した「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」において、境町での自動運転バスの社会実装の取り組みが第1回(2021年度)の大賞に選ばれた。

境町は、2020年11月26日に、当時、自治体として国内で初めて公道での自動運転バスの実用化を開始。コロナ禍にも関わらず、感染症対策を実施して多くの町民や視察者に利用されてきた。町民や地元企業から多くの協力を得ながら円滑な運行を維持し、境町の認知度向上や補助金の獲得につながるなど、さまざまな効果を生み出している。

これらの実績が評価され、このたび「2021年度クルマ・社会・パートナー大賞」の大賞に選ばれた。2月7日に東京都内の会場で行われた表彰式では、境町と会場をオンラインでつなぎ、境町民が橋本町長とともに賞を授与された。鎌田審査委員長からは「茨城県境町の取り組みは、住民が大きな役割を果たしながら町全体が自動運転バスの運行を迎え入れているのが大きな特長。CASE・MaaSの潮流の中で、一つの方向を示しているものとして高く評価されたと思う」と講評された。

今後も境町とBOLDLYは、互いに協力し、自動運転バスの実用化をより多くの自治体へ円滑に横展開できる仕組み作りを加速。引き続きクルマと社会がより良いパートナーとなり続けるよう貢献してく。自動運転バスの運行情報はこちら