2022年02月04日 12:50

山形県白鷹町は1月1日、LGWAN端末にて利用が可能なICカード対応の出退勤管理システム「AMS(エーエムエス)」を、東北地方で初めて導入した。
白鷹町では、本町が抱える社会経済の課題の解決手段の一つとしてICTを捉え、その活用によって、町民生活や町内産業活動の質を向上させることを目指している。さらに行政事務の効率化を積極的に進めるため、令和3年9月に白鷹町ICT推進方針を策定し、デジタル化に向け取り組んでいる。また働き方改革関連法の施行により、時間外勤務の上限規制や、民間企業における年次有給休暇の年5日取得の義務化が行われたが、これらの実現には、職員の生産性の向上が不可欠。その前提として、勤務状況の把握は大きな課題となっていた。
このたびのAMS導入により、出退勤のICカード打刻と各種電子申請が可能になる。「AMS」の特徴は、価格が低廉、かつ、必要最小限の機能が搭載されていること。また、普段職員が利用している総合行政ネットワークLGWANに対応しており、同町の運用に合わせることもできる。
各課における出勤簿・時間外勤務命令簿の目視によるチェック及び集計作業、給与担当課における有給休暇の取得日数及び繰越日数の計算。さらには時間外勤務手当の計算処理に要する時間などを大幅に削減することが可能。職員は、職員が行うべき本来の業務に従事する時間を確保することができるようになると期待している。詳しくはこちら。