2021年08月23日 16:33

ポニーキャニオンは、漫画家・故手塚治虫さんの代表作「火の鳥」をデザインした「道後温泉本館ラッピングアート」を、学校用テント膜30張りに再生加工。地元・松山市の道後小学校、湯築小学校への寄贈に貢献したことから、愛媛県松山市より感謝状を受領した。
道後温泉本館は、平成31年1月15日から令和6年末の完了を目指し、重要文化財の公衆浴場としては全国で初めて、営業を続けながら保存修理工事を行っている。この前期工事中のシンボルとして親しまれたのが、「火の鳥」をデザインした最頂部約20m、周囲約100m以上に及ぶ巨大な「道後温泉本館ラッピングアート」(素屋根テント膜)。使用後は廃棄されるものだが、学校用のテント膜として再生加工を行い、地元の小学校へ寄贈された。
今回は松山市のSDGsの取組、教育活動の推進に大きく貢献したことから、「火の鳥」デザインの版権を管理する手塚プロダクションや施工業者と共に、ポニーキャニオンらの企業へ感謝状が贈られた。
ポニーキャニオンは「道後REBORNプロジェクト」と題して、手塚治虫がライフワークとして執筆した「火の鳥」とコラボレーションを実施。保存修理工事中ならではの展開で、日本文化の「再生」をテーマに道後温泉の魅力を国内外に発信している。2020年には同プロジェクトが、「スポーツ文化ツーリズムアワード2020」の文化ツーリズム賞を受賞した。