2021年07月28日 17:08

三井デザインテックとラナユナイテッドは、7月の三井デザインテックの本社移転に際して、日本初となる伝統的な左官の技法と最新のテクノロジーを掛け合わせたデジタルアートを、2社共同で制作した。
今般のデジタルアートでは、日本の伝統的な左官の技法で仕上げた土壁に、三井デザインテックが共同開発している「beacapp Here PRO」の応用技術と、ラナユナイテッドのデジタルアート技術を用いて、社員と来客それぞれの利用人数が表出された流体が映し出される。
本作品では、社員と来訪者をそれぞれ2色に設定し、仮想の水に落とされた鮮やかな色彩のインクの混ざりあう姿でこの場で生まれる「協創」を表現。オフィス内の社員や来訪者の人数によって、映し出される姿が変化し、常に一期一会なアート作品となる。また、枝を左官に盛り込んだ壁に、四季折々のインタラクティブな映像を照射。モチーフはそれぞれ、「春=桜」「初夏=新緑」「夏=滝」「秋=紅葉」「冬=山と雲海」。天気の情報を表出した映像も展開し、約3時間後の天気予報を映像の陰影を利用して映し出すことで、オフィス利用者のコミュニケーションを促す。
三井デザインテックは、デジタルアートなど「遊びゴコロ」と「伝統と革新」を凝らした空間デザインを提供することで、快適な体験や自由な発想を促すWell-Beingな新本社を目指す。