2021年07月27日 18:32

カウンターポイント社は、OPPOが子会社を合わせて2021年5月にスマートフォングローバル市場で第二位となり、販売台数の16%シェアを獲得したという調査結果を含む最新調査を発表した。

それによると、販売台数シェアでは、OPPOの次をAppleが15%で追い、Xiaomiは14%で第4位となった。OPPOが世界戦略の一環として展開しているブランドとしては、オフライン(リアル店舗)販売で、中位~低価格スマートフォンを扱う「OPPO」。オンライン(ネット)販売で低価格スマートフォンを扱う「realme」。さらに、高級スマートフォンであり、OPPOと経営統合(これまでは資本として同じホールディングの下であったが、経営は独立していた)した「OnePlus」がある。

これらのブランドはそれぞれ個別にブランド認知度を高めており、この戦略は効果が出ていると言える。

カウンターポイント社シニアアナリスト、Jene Park氏は「OPPOとその子会社を合わせると、スマートフォングローバル市場における販売で4月と5月にAppleとXiaomiを抜き、世界第二位となった。これは、高級ブランドOnePlusや値ごろなrealmeを含めた、同社の複数ブランド戦略の成果」とコメント。同氏は、OPPOの今後に関して「OPPOファミリーは、Huawei以来の中国発大型ブランドになる可能性がある」と語っている。