2021年05月28日 17:53

凸版印刷は、リアルとバーチャルを融合した新しい働き方を支援するサービス「IoA Work(TM)」を、2月より試験提供している。このたび、「IoA Work(TM)」の機能を拡張した「IoA Work for Senses」を開発。6月より試験提供を開始する。
同社では2018年以降、独自の香り噴射機構を持つアロマジョインと連携し、アロマシューターを活用した香りによる空間演出のソリューションを提供してきた。「IoA Work for Senses」では、アロマシューターを複数搭載したデバイスを開発し、120種の香料の組み合わせと、強度変化を実現。海辺や森林、カフェ、オフィスなどの映像を投影した曲面ディスプレイと連動した香りを出すことで、視覚と嗅覚を刺激し、よりリアルな空間を作り出し集中力向上を支援する。
またマルチスピーカーと椅子に備え付けた重心センサーを組み合わせることで、重心の移動に合わせて音の聞こえ方を変化させるシステムを搭載。それにより、実際の会議室で参加しているような臨場感のある聞こえ方を実現する。
超軽量・小型のイヤホン型脳波デバイスである「b-tone™」は、脳波のみならず心拍・加速度の計測機能を持ち、活動量や姿勢等の情報の取得も可能。これらの機能により、利用者の集中やリラックス状態を可視化。さらに、設定されたシーンに応じて映像・音声・香り・照明をコントロールする技術「Your Space(R)」を活用し、集中力を高める空間を実現する。