2021年05月24日 18:29

パーソルワークスデザインは、東京大学と共同で開発したこころの健康 アバター支援サービス「KATAruru(かたるる)」を、6月1日より提供開始する。

日本の産業界では、長年、心身の健康上の問題による就業中の生産性低下の問題が指摘されてきた。特に最近では、コロナ禍で急速に進んだリモートワークによって、仕事と生活の切り替えが難しくなるなど、社員にとっては新たな心理的ストレスも発生している。同時に企業にとっては、社員の心理状況が把握しにくい環境になった。こうしたコロナ禍がもたらす社会構造の転換に適応し、組織の生産性の維持・向上を図ることが急務とされている。

このたび提供される「KATAruru」は、パーソルワークスデザインと認知行動療法などを研究する、東京大学下山晴彦研究室が共同開発した心理相談サービス。相談者と心理師の双方がアバターを利用し、オンライン上で心理相談を実施。プライバシーを保護しながら、どこからでも心理師に相談ができる。

「気軽に相談」と「本格的相談」の2種類のコースがあり、相談者が希望のコースを選んで相談することができる。気軽に相談コース(30分以内/回)では悩み・困りごと、気持ちなどを自由に話すことができ、本格的相談コース(50分以内/回)は問題を整理することを目的に、専門的な相談を受けることが可能。「KATAruru」を通じ、誰もが気軽にメンタルヘルス支援を受けられる環境を提供することを目指す。