2021年05月21日 17:18

ソニフィデアは、業務用音響機器メーカーのTOAと共同で、オフィス空間におけるサウンドアートの実証実験を開始した。今回実装したのは、作品に手をかざすことで、インタラクティブに音が生まれるアート空間を楽しんだり、空間に心地よく溶け込む音を聞きながら会話や休息ができるベンチ型サウンドアート。
芸術表現から生まれた特許技術とオリジナルの音響拡散システム「サウンドディフューズスピーカー」を内蔵し、この空間だけで味わえる立体的な音響空間体験をもたらす。国際的に活躍する音響空間作家・及川潤耶さんの視点で、創造的な交流を促す憩いの空間演出を実現した。
利用者は、腰掛けて打合せをしたり、他の利用者との待ち合わせや交流に活用。音の介在によりイノベーティブな思考や議論を促進したり、人の集いやつながりを加速させるような体験効果を期待している。実証実験は、「未来のオフィス空間」作りに取り組む会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」にて行われ、ソニフィデアが音響空間演出を担当した。テレワークが浸透しリアルなオフィス空間の存在意義が問われる今、サウンドアートによる知的および人的交流の促進をねらう。
実証実験は6カ月間で、利用者アンケートの取得も予定している。TOAとソニフィデア は今後もオフィスにおける音響ソリューションの可能性を掘り下げ、環境を音で潤す新しい空間作りに取り組んでいく。