2021年05月21日 08:17

セキュアドローン協議会は、「ドローンセキュリティガイド 第2版」を5月20日より公開した。

2015年6月に任意団体として、2016年4月に法人化されたセキュアドローン協議会は、IT企業が中心となり、ドローン(無人航空機)の安心安全な操作環境とセキュアな業務活用に向け設立された。産業用ドローンの本格的な社会実装を迎えるにあたり、現状のドローンにおいてサイバーセキュリティ対策が実装されていない状況ではさまざまな混乱を引き起こす可能性があり、利活用の推進がストップしてしまう懸念がある。このような状況を踏まえて、セキュアドローン協議会は、会員企業各社の先端ドローン技術、セキュリティ技術、IoT関連技術といったICT関連技術や経験、知見を生かし、ドローンの安心・安全な操作環境を確立するための指標となる同セキュリティガイドを策定した。

同セキュリティガイドの策定を通して、信頼できるドローンの安心安全な操作環境とデータ送信環境を確立していくための指標を提言している。産業用ドローンが普及していくためには、情報処理においてこれまで配慮されてきた情報セキュリティ対策や、最新のIoT関連のセキュリティ技術との連携が重要になり、ドローンにおけるセキュリティリスク、機体制御、機体管理、ドローン機器、通信、アプリケーションやクラウドなどドローンソリューション全体におけるセキュリティ、ドローン機体メーカー、ドローンサービス提供事業者、ドローン活用ユーザそれぞれのとるべきセキュリティ対策要件など産業利用における指標を記述している。

ドローンセキュリティガイド(第2版)