2021年04月26日 16:29

ケイスリーは、行動科学とSMS(ショートメッセージサービス)を活用して行政と市民のコミュニケーション課題を解決する公的通知サービス「BetterMe」を、新たに子育て支援分野で提供開始。最初の取組みとして、乳幼児健診の受診率を向上させる実証事業の年度内実施に向け、自治体との検討を進めている。
BetterMeとは、効率的・効果的な課題解決手法の開発と社会実装を同時に行い、より良い公共施策を実現するために生み出されたGovTechプロダクト。行動科学、デジタル・アナリティクス、SMSの3つを組み合わせることで、行政DXを推進し、市民の行動変容につながる公的通知を実現する。
サービスとしては、ケイスリーが、クライアントの要望に応じて課題の抽出~行動科学を活用した事業計画を設計し、SMSを提供。設計した事業計画に基づいて、自治体が市民へ情報提供等を実施。さらにケイスリーが市民の反応率や属性情報等を分析し、分析結果を即時に施策の改善に活用する。このプロセスを複数回行うことで、効果の高い課題解決手法を導き出し、成果を向上させることを目指す。
現在検討中の「BetterMe」を用いた事業では、親が子の健康を守るための機会を逃さないよう、行動科学の知見を活用した情報を発信。乳幼児健診対象となる子どもの親の不安や行動阻害要因を払拭し、健診受診を促す。今後、乳幼児健診の案内・通知・予約確認といった子育て支援分野で、活用を広げていく予定。