2021年04月19日 11:00

日本一鶏肉研究所は、2月末日に、全国でも珍しい研究鶏舎「とりラボ」を併設した新農場「肥後農場」を設立した。

同社は、熊本県北部にある山鹿市に新たに養鶏農場「肥後農場」を設立。「肥後農場」は、常に鶏にとって快適な環境となるように、温度・湿度などの環境を全てコンピューター制御する「システム鶏舎」となっている。現在、全10棟の新鶏舎で約7万羽の銘柄系赤鶏「The CHICKEN AKA」を飼育している。また、鶏は光を嫌う性質があるということから、窓のない鶏舎となっている。原種をルーツに持つ赤鶏は、非常に繊細で臆病な性格で飼育が難しく、手間がかかるなどの理由から国内に流通している鶏肉のうち、赤鶏の流通は1.5%ほどしかない。そんな希少な銘柄系赤鶏「The CHICKEN AKA」を健康に飼育するために、最新の設備で、鶏にとって快適な環境となる新鶏舎となっている。その結果、病床率が大幅に改善され、ほぼ100%の鶏を出荷できるようになった。

また、肥後新農場は、「The CHICKEN AKA」を飼育する10棟の鶏舎に加えて、1棟の研究鶏舎「とりラボ」を併設している。「とりラボ」では、鶏をより健康に育て品質を良くするために、どういった環境が良いか、飼料はどのようなものが良いか、飼育期間はどれくらいが最適かなどの研究や、新しい鶏ブランド開発などを行っている。

日本一鶏肉研究所