2021年04月13日 18:36

登山アプリ・Webサービス「YAMAP」を運営するヤマップは、アップグレード版(YAMAPプレミアム)の新機能として、「到着時刻予測」機能の提供を開始した。
これまで計画上の到着時刻に遅れが生じた場合は、実際の到着時刻を頭の中で見積もり、スマートフォンやメモ帳を使って修正するなどの手間が発生していた。本機能では、登山者の歩行ペースに合わせて目的地までの到着時刻を予測・表示。登山計画上の到着時刻と、実際の到着時刻との差がひと目で分かり、その先の予測時刻が、歩行ペースに合わせて自動的に修正・表示される。
「登山計画上の下山時刻」と「実際の下山時刻」との差を比較した独自調査・分析によると、YAMAPで登山計画を作成した登山者約9.6万人の4割(40.5%)が「1時間以内」だった。しかしその一方、約6割(59.5%)に「1時間以上」の差が生じており、計画どおりにいかない前提を加味する必要があった。
こうした実状を踏まえ、「到着時刻予測」機能では、普通に歩いていて遅れが生じた場合や、計画を立てたチェックポイント上で予定より長く休憩をとった場合、歩行ペースや休憩時間に合わせて自動的に予測をアップデート。そのうえで、最新の「到着時刻」予測を表示する。歩いているだけで目的地までの到着時刻が分かるため、登山中の行動管理が容易に。また、遅れているからと焦ってバテてしまったり、油断してゆっくり歩きすぎて焦る、といった事態も防ぐことができる。