2021年02月12日 10:05

都築電気と東京都健康長寿医療センター(TMIG)は、フレイル予防を目的として共同開発したアプリ「スクワット・チャレンジ全国版」のiOS版の提供を開始した。
フレイルとは、「自立した生活ができる健康な状態」と「要介護状態」の中間的な状態のことを指す用語。高齢化社会においては、高齢者が介助なしに元気に暮らせる「健康寿命」を延ばすことが重要だ。健康寿命を延ばすためには、フレイルの予防、早期発見、適切な対処による健康な状態への快復がポイントとなっており、都築電気とTMIGは、「健康寿命の延伸に繋がる、ICTを活用した社会・地域の仕組みづくり」のため、2017年度より共同研究を実施している。
研究の一環で開発したアプリ「スクワット・チャレンジ」は、スマートフォンのカメラ機能を活用してスクワットを行うヘルスケアアプリ。TMIGと共同研究を行う大田区の「大田区元気シニアプロジェクト」のなかで約3年間、区内8つの高齢者施設に設置され、毎月合計3万回ほどのスクワットがされてきた。「スクワット・チャレンジ」をより多くの人に使用してもらうため、Android版を2020年4月に公開し、今回iOS版の公開に至った。コロナ禍による運動不足の解消など、世代に関わらず多くの人の健康づくりに活用してもらうため、無償で公開する。