2021年02月10日 16:37

マネーフォワードは、確定申告ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」のスマホアプリにおいて、「電子申告機能」を提供開始した。

国税庁は、2020年分の確定申告において、新型コロナウイルスの感染拡大を回避すべく、申告会場の入場整理券配布や電子申告の利用を推奨している。また、2018年度税制改正により、青色申告特別控除額が55万円に減額されたが、電子申告または電子帳簿保存を行うことで65万円の控除を受けられることかから、今年は電子申告のニーズがより高まることが予想される。そのような状況を受け、同社は、確定申告の知識がない人でも一つのスマホアプリで簡単に電子申告ができるよう、「電子申告機能」の提供を開始した。

「マネーフォワード クラウド確定申告」は、銀行口座やクレジットカードなどの金融関連サービスを連携することで、明細データを自動取得し、仕訳や申告書を簡単に作成できるサービス。今回、電子申告機能を提供開始したことで、利用者は、事業経費の仕訳や申告書を簡単に作成できる上、マイナンバーカードの読み取りや申告書の提出までの作業を、ひとつのアプリで一気通貫で行えるため、書類を郵送したり申告会場に出向くことなく、確定申告を行うことができる。また、2021年内を目途にマイナポータルと連携し、マイナポータルに登録された保険料控除証明書や医療費情報のデータを取得し、確定申告書を作成できる機能を提供開始予定だ。

マネーフォワード クラウド確定申告