2020年11月05日 12:55

日立システムズは、ローカル5Gの導入において、適切な基地局配置や無線通信システムの設計・構築を支援する「ローカル5Gアセスメントサービス」を販売開始した。

5Gなどの次世代無線通信を利用するにあたっては、従来の無線ネットワークとは異なる電波特性を踏まえた適切な通信設計が求められる。さらに、所管当局への免許申請の手続き、近隣の地域広帯域移動無線アクセスなどとの電波利用の調整、適切な設置工事、実際に利用される際の保守・運用やセキュリティの確保など、構築や運用において多くの知見やノウハウが必要だ。特に、ローカル5Gを導入するためには、一般的に基地局設備などの高額な機器を購入し、無線局免許の取得後でなければ電波干渉の有無や電波強度の測定ができないことが、導入企業にとって大きな障壁となっている。

こうした背景の下、日立システムズが長年にわたり培ったオフィス、工場、プラントなどの現場における無線ネットワークの設計・構築・運用の実績やノウハウと、日立製作所の研究開発グループと共同開発した新技術「屋内位置連動無線性能測定技術」を活用し、ローカル5Gの無線局免許取得前に電波干渉の有無や電波強度の測定などを実現する「ローカル5Gアセスメントサービス」を販売開始する。

同サービスや関連サービスの提供により、顧客のニーズや業務環境に適した次世代無線通信技術を活用したネットワークシステムの設計・構築・運用を含め、顧客のデジタルトランスフォーメーション推進を幅広く支援していく。

詳しくはこちら