2020年10月05日 16:43

資格・検定試験各種ソリューションの提供を行うイー・コミュニケーションズは、オンライン試験不正監視サービス「Remote Testing AIアナリスト(リモート テスティング エーアイ アナリスト)(仮称)」を、2020年10月5日よりサービス利用の事前予約受付を開始する。

本サービスは、オンライン試験において、「替え玉受験」と「カンニング」を防止するためAIを用いた不正監視サービス。録画された受験中の動画を、AIが自動解析し、不正の可能性を洗い出すことができる。本サービスは2021年1月のリリースを予定している。

不正の判定は、視線の方向(試験画面をみているか)、顔の傾き(画面外をみていないか)の検知はもとより、すり替り(替え玉)、複数人の映り込み判定、音声判定(音声による回答伝達)などの不正、「不正とする人間の動作」定義を基に行う。また「疲れたとき等に行う不正でないが不正と判定されやすい行為」を除外するなど、人間の不正判定に限りなく近い形での検知も可能。また、監視員によるオンライン監視と組み合わせれば、より高い精度での監視が可能となる。

さらに、受験者の本人認証をAIにより自動化する「Remote Testing AI認証」(仮称)のリリースも予定。同社はオンライン試験において、人の監視員がWebカメラで本人認証と不正監視を行うサービス「Remote Testing」を2020年7月より提供してきたが、本機能を使用することで、全てAIによるオンライン試験の自動受験監視が行えることになる。