2020年10月05日 08:35

キャドセンターは、3D都市データを使い、ブラウザでリアルタイム視聴や操作を実現したビッグデータ可視化ソリューション「Virtual Smart City」をリリースした。

地域情報や防災関連といったパブリックな情報、IoTセンサーやスマートフォンなどからリアルタイムに取得された情報など、企業や自治体においてビッグデータの蓄積が進むなか、それら膨大なデータをどのように取り扱い、有効活用していくかは現代社会の課題となっている。今回リリースした「Virtual Smart City」は、各種ビッグデータを3D空間内に重ね合わせて情報描画することにより、従来よりも直感的な情報整理や理解する環境を提供するものだ。

ビッグデータを重層的に組み合わせて3D都市空間上で可視化するビジュアルプレゼンテーションは、そのデータ容量の巨大さ故に、自由操作のできるリアルタイム3Dコンテンツとしての提供が困難だった背景がある。「Virtual Smart City」は、3D都市データをブラウザ視聴向けに最適化。3D都市空間をストレスなく自由に移動し、各種ビッグデータを重ね合わせて表示することを実現した。これにより、企業や自治体が所有する「地域」「地価」「交通情報」といったデータのさまざまなシーンでの活用を促進する。

ソリューションの正式リリースに先駆け、2種類のサンプルデータを公開。いずれも公共情報・交通情報・防災情報・都市計画に関わる各種情報といった一般公開されている情報を登録してあり、各種データを都市データ上に重ね合わせ、自由に視聴・操作できる。

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