2020年09月30日 13:10

JX通信社は、東京ガスに対して、同社SNS緊急情報サービス「FASTALERT」の提供を開始した。

JX通信社は、報道分野に特化したテックベンチャー。「FASTALERT」は、AI(人工知能)がSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し、WebやAPIなどで配信するサービス。2016年9月のリリース後7カ月で、全ての民放キー局とNHKで採用され、各局ニュース番組における「視聴者提供」動画定着の原動力になった。現在はSNS緊急情報サービスとして全国のテレビ局や新聞社など報道で幅広く活用されているほか、警察、消防、自治体、一般企業でもSNS情報を防災・減災に活用する取り組みである「ソーシャル防災」のための必須ツールとして、幅広く活用されている。

今回、東京ガスで「FASTALERT」を導入することが決定。近年、台風・大雨・地震などの災害に備えてソーシャルメディアを通じた情報収集・発信を行う「ソーシャル防災」の取り組みが広がっている。「FASTALERT」では、河川増水や土砂崩れなど、様々な災害現場の状況を画像や動画でリアルタイムに把握することができるため、「今、どこで何が起きているのか」を分かりやすく把握することができる。企業や自治体では、こうした情報を災害対応の初動で活用することで、防災・減災につなげることが可能だ。東京ガスは、災害時にいち早く被害情報を入手するためSNSに投稿される情報に着目し、災害対応に活用することを目的に「FASTALERT」を採用した。

FASTALERT