2020年09月29日 17:10

ジョリーグッドが展開している医療教育プラットフォーム「オペクラウドVR」の実証事業が、東京都が主催する「スタートアップ実証実験促進事業に採択された。

オペクラウドVRは、熟練医師やベテラン看護師、メディカルエンジニアなど治療現場のスタッフの視野を、常設された高精度360度カメラ撮影・配信し、データ蓄積管理を行う統合システムソリューション。医師の働き改革などによりOJTなどの臨床実習の時間がとれない中でも、いつでもどこでもリアルな臨床実習を積める新しい医療教育を実現。医師の働き方改革の中で、持ち帰ることができるVRが医療教育の質低下を解消し、すき間時間や自宅学習の限られた時間の中で効率の良い学びの提供を可能にする。また、学習効果の高いVRで医療スタッフの目線を体験することで、医療技術伝達と習熟のスピードを大幅にアップさせ、日本医療の進化に貢献する。

本実証は、ジョリーグッドと日本医科大学付属病院が共同で実施。実証では、治療現場の360度撮影におけるプライバシー処理や患者や家族への撮影許諾フローにおける課題とその解決策を検証する。

なお、オペクラウドVRは、医学生へのリモートVR授業の実施や、医療学会で全国の病院をつないだ遠隔多拠点VR医療教育セミナーなどを実施している。ジョリーグッドでは、共同でVRの実証研究を勧めていける病院や医科大学、メーカーや医療学会を募集中。問い合わせはこちら