2020年05月13日 19:03

サイバーリンクは、同社のAI顔認証エンジン「FaceMe(R)」が台湾の内政部警政署(日本の警察庁に相当)に採用され、警政署システムや公共安全関連アプリケーションの構築を支援することを発表した。

FaceMe(R) AI 顔認証エンジンは、エッジデバイスやサーバーなど様々な環境に対応しており、パトロール中の警察官がスマートフォンのカメラや、ボディカムなどのエッジデバイスを使って助けを必要としている人の顔の特徴を検出して、サーバーに送信してデータベースと比較し身元確認を行うことができる。

顔認証技術に加えて、サイバーリンクの「AI ナンバープレート識別」ソリューションは、パトカーのドライブレコーダーに組み込むことで、ドライブレコーダーがとらえた映像内のナンバープレートをすばやくスキャンして認識し、データベース内の犯罪・盗難記録のナンバープレートと比較し、その結果を即時にパトカーの監視画面に表示することが可能。

サイバーリンクは台湾ナンバープレートの実用試験とシステム最適化を行い、雨の日や夜間の視界の悪い場所でも 99.70% という高い認識率を維持している。99.70% の認識率を誇る FaceMe(R) AI 顔認識エンジンは、世界でも認められた正確で高速な顔認識技術の一つであり、権威あるアメリカ国立標準技術研究所(NIST)の顔認識コンテストにて台湾で最高の成績を収めている。