2020年05月11日 18:01

SIGNATEは、同社が運営するAI開発コンペティションサイト「SIGNATE(シグネイト)」の登録ユーザ数が3万人を突破した。

2018年4月にオープンした「SIGNATE」は、データサイエンスのスキルを持つ社会人や学生からなる会員基盤を有し、国や行政、企業の課題解決のために、AIの精度を競い合うコンペティションを開催している。多くの会員が参加することで、AIモデルの精度に大きく影響する探索的分析の幅が広がり、常に高精度のAIモデルを調達することができる。精度がリアルタイムで可視化されるため、開発前の実証実験(PoC)では、最もオープンで透明性の高いベンチマーク調達手段として高い評価を得ている。

これまでに多くの企業や団体がコンペティションを開催しているほか、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合機構(NEDO)による「AI Quest(課題解決型AI人材育成事業)に関する調査事業」や宇宙データプラットフォーム「Tellus」の利用者促進プログラム、筑波大学エクステンションプログラム等において人材育成の場としても活用されている国内唯一のプラットフォームだ。

現在、社会的なデータサイエンス人材不足の一方で、「SIGNATE」には、スキルの習得を志す人も含め、急速に登録者が増えており、オープンから約2年あまりで登録ユーザ数3万人を突破。日本最大のデータサイエンティストネットワークとなっている。今後、2023年までに累計会員数10万人を目指す。

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